なんでもないはなし(051105)

いまは日曜日の午後11時で、寝支度も済ませてあとは寝るだけになって、少し酔っ払っていてなんとなく文章でも書きたい気持ちになり布団の中で寝転がってスマホでポチポチ書いている。

こんなふうにスマホでポチポチ書くのは宇宙にいる遠い誰かとこっそり通信しているような、不思議なきもちだ。

 

最近よく夢をみているのだけど、今日の夢に大学生のころ付き合っていた人が出てきておどろいた。

当時彼は、ビアンキの自転車を欲しがっていて、それでなんだかその聞き慣れない4文字、「ビアンキ」を10年近く私は覚えていたのだ。

ときおり、今でもビアンキの自転車をまちで見ると、彼の顔を思い出す。

 

夢の中で私と彼は同じ部屋に住んでいて、彼は私より先にさっさと学校へ歩いて向かっていた。

私はずいぶん寝坊して、「何で起こしてくれないの...」とブツブツ頭の中で文句を言いながら、このまま徒歩だと遅刻しそうだから自転車で行こうとする。

そしたら彼から電話がかかってきて、「いま学校に向かってるんだけど間に合わないっぽいからここまで自転車に乗って追いかけてきてほしい、追いついたら自転車を交代してほしい」と。

 

私は激チャして彼に追いついたあと、自転車を代わって徒歩で遅刻しろ...ってコト?

って思いつつ、なんかおかしいなとおもいつつ、ビアンキの自転車にまたがる。

夢の中の彼は、ビアンキの自転車を持っていた。

普通の自転車だってよろよろしか乗れないのに、ロードバイクだなんて、それも飛ばして急いで行かなきゃなんて、不安でいっぱいになりながらもなんとか乗れて、思い切り漕いで、それからの夢の記憶はなんかあやふや

学校と言っても大学じゃなくて、前に勤めていた中学校の昇降口だったし、なぜか小学校のとき同じクラスで中学受験してそれ以来会ってない人が小学生のときの顔のまま出てきたし、夢だから不思議で、でも、なんか、その子も含めて出てきた人たちはたぶんもう私の人生から完全に退場した人たちで、少し切なかった。